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11年ぶりに、東京へ行ってきました。
最後に行ったのがいつだったか思い出せないほど久しぶりの東京。実に11年ぶりです。 正直に言うと、私は飛行機が大の苦手です。あの鉄の塊が空を飛ぶという事実がいまだに信じられません。
それでも今回、決死の覚悟で飛行機に飛び乗った理由。 それはカナダのテクニカル・デスメタルバンド、Cryptopsy(クリプトプシー) のライブを見るためです。 「次はいつ見れるか分からない」。その焦燥感が、私の恐怖心に打ち勝ちました。
1日目:渋谷の空と爆音の夜
昼頃に東京へ到着。 ライブは夜からなので、それまでは渋谷近辺で時間を潰すことにしました。
まずは代々木公園へ。都会の真ん中にある緑は、飛行機で強張った体をほぐすのに丁度よかったです。

その後、話題のSHIBUYA SKYへ。 展望施設から見る夜景は圧巻でした。これから始まる激しい夜の前に、少しだけ静かな時間を過ごします。

そして、いよいよ本番。Cryptopsyのライブです。 高校生の頃からずっと聴き続けてきた憧れのバンド。 会場の熱気は凄まじく、ライブは大盛り上がりでした。 目の前で繰り広げられる超絶技巧と轟音。11年のブランクも、飛行機の恐怖もすべて吹き飛ぶ最高の体験でした。

2日目:パンダ、モネ、そしてキーボード
2日目は打って変わって観光モードです。
上野動物園と国立西洋美術館
まずは上野へ。 上野動物園といえば、やはりパンダです。 なんと30分待ち! さすがの人気ぶりですが、並んだ甲斐あって愛くるしい姿を見ることができました。

その足で、すぐ近くの国立西洋美術館へ。 開催されていた「オルセー美術館所蔵 印象派展」を鑑賞。
お目当ては、クロード・モネの「睡蓮」。 昨晩のデスメタルとは対極にある、静謐で美しい世界。この「動」と「静」のギャップこそ、旅の醍醐味かもしれません。

マニアックな寄り道とシーシャ
その後は、個人的にどうしても行きたかった場所、遊舎工房へ。 自作キーボードの専門店です。ズラリと並ぶスイッチやキーキャップを見るだけでテンションが上がります。マニアックな空間を満喫しました。
旅の締めくくりはシーシャバーへ。 濃い2日間の余韻に浸りながら、ゆったりと煙をくゆらせました。私がいったのはこの店。
落ち着いた雰囲気で店内も広々としており、大変満喫できました。
帰福:偏西風に逆らって
楽しかった東京を後にし、福岡へ帰ります。 帰りの飛行機でふと思い出したのが、「行きより帰りの方が時間がかかる」という事実。
これ、**偏西風(ジェット気流)**の影響なんですよね。 日本の上空には西から東へ強い風が吹いているため、東(東京)へ行くときは追い風で速く、西(福岡)へ帰るときは向かい風で時間がかかるそうです。 (参考:Yahoo!知恵袋 - 飛行機の飛行時間の違いについて)
少しだけ長く空の上にいなければならないのは憂鬱ですが、Cryptopsyの余韻とモネの記憶があれば、なんとか乗り切れそうです。
また面白いライブがあれば、空を飛ぶ覚悟を決めようと思います。